公務員の志望動機(土地への愛着)

地方公務員の代表的志望動機に「地元への愛着心から」と言うのがあります。

「生まれてから十数年この地で育ってきて、いろんな恩恵を受けてきた。今度はこの地に恩返しをしたい。」

「この市で生まれて育ったのですが、大学に進学してからは東京に住んできました。外から見る地元にどんな欠点があってどんな長所があるのかが見えてきたのです。それを思うままに反映させた仕事がしたくなったのです。」

「慣れ親しんだこの町が、子供からお年寄りまで暮らしやすいと言い切れる町に一歩でも近づけたい。そのためには道路はどうあるべきか、安全な生活はどうしたら守れるのかなどの問題に真摯に取り組むには公務員になるしかないのです。」

生まれ育った地元でなくても「愛着を感じたから」と言うケースはあります

次のような例です。

「一度観光に来てもう一度来たことがあります。結局、三度も来てしまいました。街並みと人柄の良さに惹かれたからです。このままずっとここに住んでこの土地に貢献したい。」

「学校に通学するためにここに住んでいます。フィーリングがぴったりでこのままずっとこの市で働きたい。」

「ボランティアになんとなく誘われて参加してみたら、市の人がみんな頑張ってたのに感動した。自分もあの人たちと一緒に仕事がしたいです。」

「サークル活動で市民と交流する機会がありました。笑顔で熱心に取り組んでくれたのが嬉しかったです。この人たちのためにも役に立つ仕事がしたかった。」

総じて共通しているのは、民間での仕事では社会に貢献するにしても利益追求の壁があるところです。より直接的に住民の生の声を聴きながら、それをいかに行政に反映させられるかを考えながら仕事ができます。

言わば、地元愛の具現化と言う点にポテンシャルを持っている点です。「なぜ、その市町村でなければいけないのか」これも問われるところです。その事を具体的な体験と伴にアピールできれば、それで大丈夫でしょう。

転職して公務員になりたい人の志望動機

ある民間企業に勤めながら結婚した女性の公務員への転職志望動機を紹介します。その思いが、実にリアルに伝わっていると思います。

民間企業に勤めているのですが、女性は結婚したらもう終わりのような空気が漂っています。別に誰も辞めろとは言いません。でもそう顔に書いているのです。

だらだら続けていると、分かっていながら嫌な仕事を押し付けてきます。それでも頑張ったところで、大した評価は意地でもしないものです。これで実際、子供が出来たりでもしたら仕事は諦めざるをえないでしょう。

そんなことではと、この際民間企業を止めて市役所で子育て支援に携わってみたいのです。転勤族で越してきたこの市での生活もまだまだ馴染まないままです。

知り合いも誰もいませんので、育児の相談もどこにすれば良いものかと途方に暮れることでしょう。そこは役所が登場するしかありません。

子育て支援センターなどで困っている人の相談に乗ったり、お役に立てれば幸いかと思っています。

また、大学で受けた福祉についての講義を実践できる機会もあるのではないかとも思っています。子育てに悩むことなく取り組める環境づくりができ、人口も増え活気あふれる町を作るのが夢です。

最近では、子育て支援活動には市を挙げて力を入れていると伺ってます。しかしながらまだまだ、一人で悩んでいる人は多いものでしょう。

土地勘も無ければ拍車をかけます。このような子育てに暗中模索している人を一人でも減らすべく、活動してみたいです。

公務員に転職したい人の志望動機

公務員に転職したい人の場合、特に志望動機ははっきりさせなければいけませんなるべく率直でシンプルな方が伝わりやすいものです。

まず、これまでどこで何をしてきたのかを説明します。その上でなぜ志望するのか、そのきっかけが実際に目に浮かぶような話を仕掛けます。

最後に自分の持っているスキルをどのような仕事で生かしたいのか、これで締めくくれば完璧です。

民間企業からの転職であれば、一般にはコスト意識を持ちながら業務に役立てたいと言うのは定番にはなります。はずせないポイントに、社会にいかに貢献していくつもりなのかと言う点もあります。それを漠然とではなく具体的に話しましょう新しい情報を仕入れておくのも必要です。知識への意欲が感じられるからです。あまり長過ぎず短過ぎず、いかに社会に貢献できる人物なのかが伝わるようにしましょう

いくつか模範になる志望動機を紹介します。

民間介護業30代男性
私は、民間企業で主に老人介護業務の環境改善に携わってきました。いかにコストを抑えた業務ができるのかなどの高齢化対策などの問題について海外の企業とも共同で取り組んできました。

そこで培われたスキルを地元で活かしたいと思っています。市役所に採用されましたら、よりコストを意識した事業を構築し推進させるつもりでいます。

土木建築業20代男性
私が市役所を志望するに至ったのは、この市が取り組んでいる災害に強いまちづくり事業を知ったからです。今、被災した各地での河川改修事業を中心に仕事をしています。

その中には壊れた個所の修繕もあれば、予防的な事業も請け負っています。その過程のでどのような計画を立てれば、災害に対して効率的な費用を分配できるのかに興味を持つようになりました。

これまでできなかった市民との接触をしながら、市民の目線に立った災害対策を志しています。これからは、地元のまちを広い視野で見ながら災害に強いまちづくりがしてみたいです。

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