民間から公務員に転職したいとなんとなく思っている人は、たくさんいるでしょう。でも感情に任せて頑張って試験勉強をして、転職できても後悔することもあるのです。
あらかじめ、公務員になれた場合にどこがどう変化するのかじっくり冷静に考えてみることが大切です。
今、どのような企業に勤めているかにもよりますが、給料は一般的には下がると言われてます。それでも退職金や年金を入れると何とも言えません。
また少なくても安定性はあります。特に上がりもしないですが、大きく下がることもありません。
もしも人間関係がつらくて転職しようとするのであれば、それは公務員でも同じ事です。しょせん、当たり外れなのです。
それでも数年で転勤して全く別のメンバーと仕事をするような環境であれば、それほど気にもならないものです。
その点、特に転勤の範囲が限られている市町村役場では、人間関係には気を使います。あるいは特殊な職種の場合もそれは言えます。
公務員はガツガツ利益を追求しないから、優しくて良い人ばかりなのではありません。むしろ、役職の上下関係には異常にうるさいかもしれません。
能力よりも昔からの規律をしっかり守っていける人、上司の言う事をそのまま実行できる人が大事に扱われたりもします。
人の価値観は十人十色と言われてますが、現代では一人でも時と場合で価値観は変わります。そういうものだと受けて立つ心がけがなくては、どこに就職しても同じことになってしまうのです。
給料や人間関係ではさほどの改善は期待できません。まずは、公務員になって何を求めているのかを見直しましょう。「どんな仕事がしたいのか、それが公務員になったらできるのか」と言う事になります。
面接でもこの点は十分、突かれるはずです。現実にはこれも疑問です。公務員になったからと言って早々に思った仕事をさせてくれる事は少ないものです。それでも公務員の仕事なら魅力があると言う人ならお勧めです。
他には「収入は気にしない、とにかく地元に帰ってゆっくり過ごしたい」とか言うのも分かります。ただし、これは面接では言うべきものではありません。
公務員から公務員への転職
「公務員は楽だから、辞める気なんか起きるはずがない」と思っていませんか?そんな人は考えが甘過ぎます。公務員に限りませんが、大変な理由の大きなものに人間関係があります。
特に小さな市役所などやあるいは転勤箇所の少ない職種などでそれは起こります。何年経っても同じ人の顔を見ながら一日のほぼ半分を過ごしていくのです。
これが数年の辛抱であれば、全然気が楽です。単に気分的な問題で済んでいるうちはまだしも、しっかり体調を壊す人もいるのです。
かと言って辞めてしまって新しい仕事に就いたとして、それが改善されるかどうかも不明です。むしろ悪化するかもしれません。ここは慌てないことです。
じっくり身の周りの人と相談してみましょう。人間関係の問題は、どの職場でも大なり小なりどこでもあるものなのです。自分自身に問題があれば、それを改善しなければ意味がありません。
もしも、退職しても転職の際に必ず退職理由を聞かれるでしょう。それは民間に入るしても公務員になるにしても同じ事です。第三者が聞いて理解のできるしっかりした説明がなければ、就職もできないと思っておきましょう。
もしも別の自治体や別の職種の公務員になりたいのであれば、民間から公務員になるよりは一般には有利です。
と言うのは比較的時間に余裕がありますので、新たに受ける公務員試験の勉強が一般にしやすい環境にはなるからです。ただし、職場によっては民間の方が余裕があることもあります。
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